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√3は3の倍数である

数弱は焦っていた。テスト終了まで、残り時間はわずか。依然として埋まらない解答欄。何か、何か書かなくては。数弱は、無心でシャープペンシルを走らせた。最後の気力を振り絞る。そこでテスト終了を告げるチャイムが鳴り響いた。——やりきった。白い解答欄の中で、『n=√3α(αは整数)よりnは必ず3の倍数となる』、この文字列が一際輝いていた。

数学テスト対策勉強会

クラスでよく一緒にいるメンバーと勉強会をしました。
ブログのタイトルからも分かるように、私は壊滅的に頭が悪いです。特に数学はその残念な頭脳が顕著に現れます。
なんとかそれを改善しようと、テスト前になるとこうしてよく勉強会を開くわけです。

大体朝10時に落ち合うということで話がまとまり、当日。

寝坊しました。

それはもう見事に寝坊しました。1度は10時頃に目を覚まし、たった今起きたという旨を伝えたその後、まさかの二度寝
これがゴミがゴミである所以、つまり私は遅刻魔です。

私の遅刻ぐせは保育園時代まで遡ります。朝9時までに登園しなくてはならないところを、毎日10時に登園していました。

ちなみに、保育園から自宅の距離は徒歩1分ほどです。

毎朝毎朝何をするでもなく、ただ布団の中惰眠を貪るのが何よりも好きでした。

あれから10年以上。未だこの遅刻癖は直ることなく健在です。


鳴り響くコール音で私は二度寝から目を覚ましました。

LINEの通知は999件を超えていました。

起きた時間が大体午後1時、絶望的。

手早く着替え自転車を飛ばします。

これはヤバイ、殺される

寒空の下、自転車をかっ飛ばす私に、懐かしい声がかかりました。

「あらー!〇〇ちゃんじゃない!!」

おばちゃんに捕まってコミュ障らしくキョドり、引きつった笑顔を浮かべながら私は幸先の悪さに再び絶望します。
そこで私の通う高校と、おばちゃんの母校が同じことが判明したりと、時間さえあればもう少し話したかったけれど如何せんこちらには生死がかかっています。

さておばちゃんを振り切り最寄り駅へ。
電車を待つ中私は、元旦に引いた大吉のおみくじを握りしめていました。

ああ神よ、どうか救いを、赦しを

やっと来た電車のドアが開き、私はアーメンと久々に祈りの言葉を心に浮かべてから乗り込みます。

日本の神でも外国の神でも何だって良い、助けてくれ。
神様仏様、私は日本人です。日本人らしく色々な宗教に乗っかるタイプなのです。
こんな女ですが何卒よろしくお願いします。

そんなこんなでいつもの勉強会スポットにたどり着きます。

「おはようそしてごめんなさい!!!!」

開口一番、一気に言います。
こちらを殺さんばかりの視線に刺されました。

ところで私は元気いっぱい健康的に日々を謳歌していますが、死という言葉は馴染み深いです。

とりあえず死ね、うわぁ死んだら?、死んだほうが良いよ、死ね(直球)

などなど。


お察しの通り今回の件もひとしきり罵倒され、お前はどうして生きているんだと話は哲学にまで発展しました。
一方的に私が悪いのでこればっかりは仕方ありません。黙って享受します。

詫び豆乳詫びポッキーを献上してから、勉強会が始まりました。

帰る時間になって友人と一緒に電車を待っていると、クラスメイトに遭遇しました。
曰く、ラーメン屋に行ってきたんだとか。

今度一緒に行こう、と今回甚大な被害を及ぼしたにも関わらず私は友人を誘い、電車が来たので友人と分かれることになりました。

すると突然、友人に無言でポケットに何か突っ込まれたので、一体なんだろうと探ると、友人御用達ののど飴が入っていました。

「お前もう1ヶ月なんもやらん!」と言っていたのに、良い友人に巡り会えたものです。
ちょっと泣きそうになりながら、暗黒中学校時代を生き抜いて良かったなぁと幸せを噛み締めます。

電車の中で、これはやっぱり私の遅刻癖は直らないだろうなぁと思いつつ、飴をころがしました。

宣言通りラーメン屋に行くかどうかは分かりませんが、その際はまた日記を書きたいです。

なんだかこの書き方だと今日は1人の友人と勉強してきたみたいですが、あと2人、いつも一緒に勉強しています。
みんなとても優しいので甘えまくっています。その2人のことは、また別の機会に。


今日は数十年に1度の大寒波が日本列島を襲うらしいです。暖かくして寝ます。