√3は3の倍数である

数弱は焦っていた。テスト終了まで、残り時間はわずか。依然として埋まらない解答欄。何か、何か書かなくては。数弱は、無心でシャープペンシルを走らせた。最後の気力を振り絞る。そこでテスト終了を告げるチャイムが鳴り響いた。——やりきった。白い解答欄の中で、『n=√3α(αは整数)よりnは必ず3の倍数となる』、この文字列が一際輝いていた。

同棲生活を始めました。

夏になってしまいました。最後に更新したのが四月、ほんとうにあっという間に時間は過ぎてしまうものです。皆様いかがお過ごしでしょうか。

やはり受験生。今までにない忙しさによってブログ更新も滞るというものです。嘘です。

 

単純にアプリゲームに爆ハマリした結果「ブログとかやってる場合じゃねぇ!!!!」とブログをほっぽり出し、学業を蹴飛ばして顔が綺麗な二次元の男性方に熱をあげておりました。

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ご覧の通りです。

 

まず近況を報告しますと、豪炎寺修也くんと同棲生活をはじめました。

豪炎寺修也くんをご存知でしょうか?

えっうそ知らない?

 

豪炎寺修也くんというのは今は昔、イナズマイレブンが放送されていた当時私がガチ恋したスペシャルサイコーイケメンのことです。彼はエースストライカーです。10番です。永遠のヒーローであり、かっこよさの象徴でもあります。

私の青春は豪炎寺修也くんと共にありました。

 

まず、従兄弟の家でテレビアニメ「イナズマイレブン」を視聴したことが全ての始まりでした。正真正銘、オタクになったきっかけがここなのです。それまではアニメなんてポケモンくらいしか観ていなかった私に、二次元という文化の素晴らしさを教えてくれたアニメでした。

日野晃博、ありがとう。

 

正直、なんだこのめちゃくちゃなアニメは、というのが最初の感想でした。だって私の知っているサッカーとはまるで違ったんです。少年達が宙を舞い、ボールは凶器と化していました。ついでに髪型も常軌を逸していました。

半ば従兄弟の幼稚さを馬鹿にするように私は画面を眺めていました。現実でこんなことは起こらない。……スカした可愛げのない小学生が私でした。

 

その時です。

 

画面一面に鮮やかな炎が浮かび上がりました。

呆然としたことを覚えています。──遂に炎まで出てくるのか。本当に何でもありなのか。

 

……これが、"超次元サッカー"なのか。

 

私は炎を纏い、鉄壁と思われた相手ゴールをこじ開けた、白髪の彼から目を離せませんでした。

体重を感じさせない軽やかな着地、そして沸く歓声。

無表情だった彼が、そこでやっと笑顔を見せました。

 

これが、豪炎寺修也との出会いでした。

 

クールに見える彼ですが、実は誰よりも熱い思いを胸に秘めた、妹思いのサッカー馬鹿が本性です。彼は何度もサッカーを奪われかけ、その度に悔しい思いをし、それでもサッカーを取り戻して己の道を突き進むのです。

 

気がつけば私の部屋には豪炎寺修也のポスターが貼られていました。アニメイトに足を運び、道に迷い、やっとの思いで購入した初めてのオタクグッズがそれでした。冗談ではなく毎晩寝る前に拝んでいました。

 

──ああ、豪炎寺修也

 

神聖な響きです。豪炎寺修也!なんて知的で美しい。彼を表すのにぴったりの名前です。

 

所謂「夢サイト」に出会ったのも彼がきっかけでした。

あれはそう、小学校六年生頃だったでしょうか。

当時小学生だった私たちの間で、ニンテンドー3DSが瞬く間に普及した頃です。小学校六年生にしてやっと自宅のWi-Fi環境が整った私は、早速ニンテンドー3DSのWeb閲覧機能を試そうと、わくわくしていました。

さて、一体何を調べてみようか。

……何故でしょうね。当時気になることなんて山のようにあったんです。例えば恐竜の名前だとか、人はどうして擽られると笑ってしまうのかだとか、面白い本だとか。

 

しかし私は検索欄に「ごうえんじしゅうや」と打ち込んでいました。

 

彼を知りたい、理解したいという思いが私を突き動かしていました。アニメだけじゃ、ゲームだけじゃ足りない。彼の全てを理解し掌握したい。

……馬鹿ですよね。皆さん知っていますか?イナズマイレブンのキャラクターは身長はおろか誕生日すら公式から発表されていないんです。

そんなことは露知らず、私は探し続けました。新たなる彼の情報を求め、私は必死に様々なサイトを漁り続けました。その際に占いツクールというサイトに出会い、嫌われ小説を書いて豪炎寺修也と心中するブツを書いた記憶があります。先日発狂して削除しました。まあその話はまたいつか。

 

そしてその時は訪れます。

 

彼の身長の判明?誕生日の発覚?神夢小説?

いえ。私の人生を変える出会いでした。

 

──それは、我らがキャプテン円堂守と我らがエース豪炎寺修也が二人並び笑顔を浮かべている絵でした。

 

衝撃が走りました。

というのも、当時私はキリスト教徒の祖母に従って教会に通っていたのです。同性恋愛など御法度でした。当時クラスにいた、BL好きと公言していた女を正直軽蔑していました。なにがベーコンレタスだ、異常者め。そんな目で彼女を見ていました。

 

しかし円堂守豪炎寺修也が二人で笑っているこの絵は、紛れもない一種の「宗教」なのだと。私は確信したのです。

 

それからはもうあっという間でした。

個人サイトからpixivへ。円豪というタグの発見。腐向けというジャンルの開拓──

 

これが私がこの道へとやって来たきっかけです。豪炎寺修也に運命を狂わされた哀れな女が私です。私は豪炎寺修也が好きです。大好きです。彼は本当にかっこいいのです。

 

そういう訳で夢女から一気に腐女子へと転がり落ち、元気に活動しています。一カラと密誉が激アツです。

なんか長くなったのでこの辺で切ります。

 

えっ?受験生らしい話ですか?

朝補習が毎日のようにあるのですが、毎日のように電車に乗り遅れ遅刻しているエピソードならいくらでも語れます。